【棋聖戦 五番勝負 第4局】渡辺明二冠が初の棋聖位を獲得!6年ぶりの三冠復帰を果たす

棋聖戦

7月9日(火)に新潟市「高志の宿 高島屋」で行われた第90期棋聖戦五番勝負 第4局。

豊島将之棋聖に渡辺明二冠が挑戦したこの対局は渡辺明二冠が勝利。

シリーズの成績を3勝1敗とし、自身初の棋聖位を獲得しました。

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両者1分将棋の中、渡辺二冠が抜け出す

本局は後手番となった渡辺二冠が4手目に△4四歩と角道を止め、意表の出だしを見せました。

渡辺二冠が△4四歩を指すのは2010年以来となるそうです。

本局に向けて相当研究を練ってきたことをうかがわせます。

 

将棋はそこから雁木調の戦型となります。

先手番の豊島棋聖も積極果敢に攻め、17時時点の形勢は先手優勢と見られていました。

 

しかし、ここから手筋を尽くし攻めをつなぐ渡辺二冠。

豊島棋聖の残り時間が切迫するにつれ、次第に後手が優勢に立ちました。

 

最後は両者1分将棋の激戦となりますが、焦らず勝ちを決めにいった渡辺二冠が制勝。

初の棋聖位を獲得すると共に、タイトル三冠への復帰を決めました。

 

初防衛の難しさ

昨年度、初のタイトルを獲得した豊島棋聖。

今回は初のタイトル防衛戦となりましたが、無念の失冠となっていました。

近年、タイトル防衛の難易度は増すばかり。

直近10年の初防衛戦の結果を振り返ってみると、

  • 広瀬王位 → 防衛失敗
  • 糸谷竜王 → 防衛失敗
  • 佐藤名人 → 防衛成功
  • 菅井王位 → 防衛失敗
  • 中村王座 → 防衛失敗
  • 高見叡王 → 防衛失敗

ほとんどが失敗に終わっています。

管理人
管理人

防衛失敗の文字がゲシュタルト崩壊する…

やはりタイトルホルダーとしてのプレッシャーを背負いながらの対局は相当ハードだということでしょう。

 

今後もタイトル挑戦の可能性を残す2人

渡辺二冠のタイトル奪取で幕を閉じた棋聖戦ですが、次なるタイトル挑戦への戦いはすでに始まっています。

棋聖を獲得した渡辺三冠は、竜王戦決勝トーナメントに名を連ね、自身の代名詞とも言える竜王復位を狙います。

豊島二冠も竜王戦決勝トーナメントに参加、加えて王座戦本戦トーナメントも準決勝まで勝ち進んでいます。

今期、未だお互いにしか負けていないという絶好調の2人。

今後もタイトル戦の舞台で活躍が見れるのか、引き続き注目していきたいと思います。

それではまたっ!

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